TOP > 墓じまいの注意点
墓じまいや改葬は、寺院や霊園にとっては檀家や利用者が減ることですので、出来れば避けたいものです。
民間霊園や寺院墓地ですと工事業者が限られる指定業者制度を行っている墓地もありますので、指定業者さんの言い値で墓じまいをしなければいけません。また、お寺から檀家を辞める為の離檀料を請求される場合もございます。
1番多いのが、お金に係る問題です。特に民間霊園や寺院墓地の場合、墓地を造成整地する資金を工事業者が負担していることがり、お墓の建立も撤去も指定業者でしかできないことがあります。
墓地の永代使用の契約に工事関連の業者の縛りがあるか、ご確認ください。
ご先祖様のお墓など複数の子孫がいる場合、嫡系の方であっても他の親族の方に相談をしましょう。墓じまいの費用をご自分が全額出すにしても、お墓が書類上、ご自分の権利であっても、円滑に墓じまいを行うには必要なことです。
墓じまいを行うにあたって、自治体によって申請の仕方が変わります。市役所が管理している墓地の他に、公営墓地でも各地域で管理組合を組織して管理している墓地もあります。墓じまいを行う墓地のある役所や公民館などを訪ねるとよいでしょう。
※囲障1㎡未満高さ50㎝未満9寸墓までの工事内容です。
墓じまい工事のすべてが含まれたプランです。
※囲障1㎡未満高さ50㎝未満9寸墓までの工事内容です。
利権の問題にも触れていますが、民間や寺院の墓地は縛りのある霊園があります。寺院の場合は離檀料や墓じまいを行った後の原状回復の仕方など。無用なトラブルを避けるためにもお持ちの契約書をよく確認しましょう。契約の内容に対してご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
利権の問題にも触れていますが、民間や寺院の墓地は縛りのある霊園があります。寺院の場合は離檀料や墓じまいを行った後の原状回復の仕方など。無用なトラブルを避けるためにもお持ちの契約書をよく確認しましょう。契約の内容に対してご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
お墓がなくなることによって、今まであった関係がすっかりなくなることが良くも悪くも多々あります。寺院の檀家の方でしたら、そちらの寺院へ。また遠方の墓じまいをする方は今まで墓守りをしていただいた方や地域の墓地管理者の方へ。トラブル回避の目的ということだけでなく、感謝の気持ちだけでもお伝えするとお互いに円満な墓じまいができるでしょう。
ご自分のご先祖のお墓では間違いないけど、自分がそのお墓の承継者になっているのか?など遠方にお墓がある方や、昔から地域で管理している墓地は墓地の権利がハッキリしていないことがあります。やはり、墓じまいを行う墓地のある役所や公民館などを訪ねるとよいでしょう。
お墓の工事は業者によって同じ工事でも金額が異なります。近年では目安の金額を提示する業者さんは増えてきましたが、まだまだグレーな部分が多いです。工事以外の条件(事務手続きなど)も加味しながら、複数の業者にお見積もりを出してもらい、ご自分にあった業者さんに墓じまいの注文をするとよいでしょう。
お墓は、ご先祖様や個人を供養する対象物です。昔から人は目に見える形あるものを拝むことによって安心をします。稀に自分の心の中だけで解決する心の強い方もいらっしゃいますが、無宗教無神論者を自称する方でも、正月に初詣や厄年のお参りをしたり、受験や出産でお守りを買う人もいらっしゃる方が多いと思います。
お墓が遠方にある方は墓参りを理由に、今までご自分のルーツであるご先祖様の地に行くことができます。
先祖供養をするにあたって、その対象物がなくなるということをお考え下さい。
特にご自分のお住まいから離れたところの墓じまいをすることによって、お墓を通して関係を保っていた遠縁のご親族との関係が良くも悪くもなくなってきます。
お墓という大きなものがあれば、ご先祖様・故人の方と生前関わりのなかった世代の方々へ先祖の想いを意識させることができます。お墓でなくても、仏壇や家系図であればそれも可能ですが、やはり簡単には動かせないお墓の存在というものは大きいと思います。